前回の記事で特許検索の方法を記載しましたが、検索した後はもちろん読むことが必要です。
そこで、まず初めに特許検索後どこを読めば良いのかを説明したく思います。
特許検索をすると、「書誌」「要約」「請求の範囲」「詳細な説明」「図面」という項目が表示されます。
まずは、「要約」を読んでみましょう。そうすればその名のとおり特許の大まかな内容がわかります。
そして興味があった場合は、「請求の範囲」を読んでみましょう。
「請求の範囲」には、俗に言う「請求項」というものが書いてあります。
この「請求項」は特許の上で一番重要と言っても過言ではない、特許の権利の範囲になります。
逆に言えば「請求項」さえ見れば、その特許がどの様な発明で、どこまでの発明の範囲を抑えているのかがだいたいわかります。
そこで、非常に興味があれば「詳細な説明」を見ながら、「詳細な説明」に「図面」の説明が出てきた時に図面を見れば良いと思います。
自己流ですが、特許検索後、特許を読むときに私はこの様な順番で読んでいっています。
特許の文章は同じようなことが繰り返し書かれていたり、くどいように感じますが、読んでいくと非常に発明を明確に示している形で書いてあり、通常の文章より面白い部分もあります。
興味がある特許を読んでみると参考になると思います。
また、補足となりますが、この様な文章を「明細書(めいさいしょ)」と言いますので、覚えておくといいかと思います。
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