今回は優れた発明の特許であるドリップコーヒーの容器の紹介をしようと思います。
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この特許は、片岡物産という会社の特許です。
片岡物産は、元々商社です。
英国トワイニング社の総代理店になるなど、紅茶などの嗜好品に高いシェアを持つ輸入商社でした。
しかし、年間を通して安定して売れる独自の商品が欲しいという理由、インスタントコーヒーの販売を何とか伸ばしたいという気持ちがあったため、自社商品の開発という商社の枠を越えた新たな挑戦しました。
元々、インスタントコーヒーは手軽だが、香りに欠けるという課題がありました。
また、コーヒー粉末からドリップコーヒーを作るときには、コーヒーメーカー等が必要であったため、熱湯を注ぐだけのインスタントコーヒーを作るときに比べ、簡便でない、という問題がありました。
そこで、メーカーは、インスタントコーヒーくらい手軽で作れるドリップコーヒーが有ればヒットするのでは?と考えていました。
そんな考えから生まれたのが、濾紙袋が貼り付けられた濾過器を備え、濾紙袋の中にコーヒー粉末が収められているドリップコーヒーです!
発明の効果としては、濾過器を組み立てて、その濾過器をコーヒーカップに設置し、濾過器に熱湯を注ぐことによって、ドリップコーヒーを作ることができる。
したがって、インスタントコーヒーを作るときと同じように、熱湯を注ぐだけでドリップコーヒーを簡単に作ることができるようになりました。
課題を解決することによって生まれたヒット商品の特許例でした。
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