面白いコラム記事があったので、自分の意見も踏まえて考察しようかと思います。
その記事には、日本社会ではゴマをする人が高給取りになるという構図が成立してしまうと記載していました。
確かに、サラリーマンである私からしてもそれは大いに感じる部分ではあります。
その理由についてですが、コラム記事には要約すると以下の様に書いてありました。
まず、前提として、生物学的には効率が悪いことを「めんどくさい」と思うことで効率を良くする方向に向かわせる。
確かに元来、厳しい自然環境で生きていかなければならない生物は、非効率なことをやっていては生きていけませんでした。
そのため、本能的にめんどくさいと感じ、効率化できるように進化してきたとのことです。
それは納得です。
では、その前提だけだとしたらみんなが効率良く仕事をまわすために必要な仕事を効率良くするのではないか?と思いませんか?
しかし、その記事では、以下の様に書いてありました。
進化心理学の理論によれば、面白い「逆転現象」が生じ、サピエンスの集団の中では、「非効率さ」をあえて他人に示すことが「誠実さ」になる。
確かにめんどくさいことをやる人はまじめ、誠実と受け取られる傾向がある気がします。
その記事では、その非効率さを誠実と感じることが、会社の利益に繋がる仕事をしなくても社内営業をバッチリする人、つまり上司に媚を売る人が出世し、高給取りになる原因だと記載されています。
上司にとって、つまり会社にとって誠実な人を出世させるのもわかる気がしますが、それは会社全体を非効率にしているだけだと思います。
ここで、持論を記載しようと思います。
非効率な人間を誠実だと思い、出世させる。
矛盾しますが、それ自体が上司の立場からすると効率が良いことになっていると思いませんか?
会社の中の評価というのは、人それぞれ色々な業務に従事しているため、非常に優劣つけるのが難しいです。
そこで、楽に優劣をつけるために、会社や上司に誠実、つまりめんどくさいことをやる人に優をつける。
それが非効率だとしてもそうする。
ということになっているのではないでしょうか?
但し、そういう会社は、結局非効率な仕事が多く、生産性が悪くなり、利益を生み出せない。
無理して利益を生み出すために、サービス残業をする。
つまり、日本の会社の構図そのものなのではないでしょうか?
もう少し深掘りして、それを改善する策の持論を記載します。
それを改善する策は、まず、上司がそのことに気づくこと!それが一番だと思います。
そして、評価することをサボらず、本当に効率良く仕事している人に良い評価を与える。
それが一番の改善策であり持続可能な企業をつくる秘訣なのではないでしょうか?
そして、ここがこのブログで記載する理由にも繋がるのですが、やはり、効率を上げるには発明、新しい発想が必要になります。
企業として効率を上げるため、また人としても効率良い人生を送るため発明は大事だと思います。
なので、新しい発想、発明を出した人をもっと優遇し、評価を上げるべき、だと思います。
また、発明の大半は効率が悪い、めんどくさいことを改善するためにつくられたものであり、生物は本能としてめんどくさいことをしたくないという感情があります。
この記事を総括すると、本能のままに生きること、それがもしかしたら新しい発想、発明につながるヒントかもしれません。
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