面白い特許出願がありました。
あおもり藍という藍染がインフルエンザの予防につながる!とのことです。
「大切な着物は、藍の風呂敷で包む」と昔からの言い伝えがあるほど、日本人は藍に対し親しんできました。
藍染めは、衣類は防虫に優れ、消臭・殺菌・汗もなどにも効果的だそうです。
また、藍は古くから肌の傷を治す働きを持つ薬草として重宝されていたそうです。
戦国時代や江戸時代、切り傷が化膿しないように、甲冑の下に藍染めの肌着を着ていたり、鉢巻のように頭部に巻かれていたとのことです。
その様な効能が昔から謳われてきた藍ですが、その中のあおもり藍が、最近インフルエンザの予防にもなることがわかったそうです。
あおもり藍から抽出したエキスをインフルエンザウイルスと接触させたところ、感染・増殖を著しく低下させる作用が認められたとのこと。
これはすごいです!
これまでの研究であおもり藍のエキスには細菌やカビなどに対する抗菌作用は証明されていましたが、ウイルスについての研究は無かったので新規性があります。
弘前大学や「あおもり藍産業協同組合」などが共同で特許を出願したもので、インフルエンザウイルスに対する作用が実証され、特許が出願されるのは初めての偉業とのこと。
インフルエンザが流行っているこの時期に嬉しいニュースです。
そのうちみんな藍染のマスクを使う世の中がくるかもしれません。
藍染のマスクで特許取れそうな気もします。
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